Maeda Labの紹介
はじめに
こんにちは。Maeda Laboは臨床研究で日本の臨床栄養に貢献することを目指し、全国の志高い仲間と一緒に切磋琢磨しているリサーチラボです。本サイトは老年栄養に関する最新の知見と実践的な情報を提供するためのプラットフォームであり、日本の臨床栄養に関わる医療者(場合によっては介護・福祉・一般の方)のリサーチマインドや向上心を応援したいとおもって立ち上げました。
Maeda Labo の研究と理念

Maeda Laboでは、老年栄養のさまざまな課題―低栄養、フレイル、サルコペニア、摂食嚥下障害、社会的な課題など―に対し、実践的で革新的なアプローチで研究に取り組んでいます。高齢者の栄養問題を解決すべく、臨床データに基づいた広い意味での「栄養」をテーマにしています。リハビリテーションとの連携、最新技術を活用した評価法の開発、検証されてこなかった思い込みの検証、リアルワールドデータを用いたデータサイエンスなど、現場の疑問を科学的に解明するための研究を展開中です。また、「攻めの栄養療法」、「サルコペニアの嚥下障害」、「AWGC悪液質診断基準」、「食べる支援」などを提唱し、従来の枠組みを超える新しい視点から、高齢者が安心して食事を楽しむための基盤づくりを目指しています。
全国の医療者へのメッセージ
Maeda Laboは、全国のリサーチマインドを持つ医療者、管理栄養士、看護師、リハビリテーション専門家など、幅広い仲間とともに研究活動をしています。各現場で感じる「こんな疑問がある」という声を大切にし、それを研究テーマに反映させることで、実際の医療・介護現場に即した解決策を生み出したいと考えています。皆さまの熱意やアイデアが、私たちの研究活動をさらに前進させる原動力です。Maeda Laboは決して手取り足取り研究を教えてくれる研究室ではありません。自発的に研鑽し、アウトプットにコミットする、魅力的な研究アイデアを発想できるリサーチャーに門戸を開いています。

管理者紹介
前田圭介(まえだけいすけ)。1998年に熊本大学医学部を卒業後、医療機関で臨床医として働きながら、栄養ケアと摂食嚥下障害の臨床と研究に取り組んできました。2011年より玉名地域保健医療センターにおいて摂食嚥下栄養療法科の医長を務め、以降は愛知医科大学や国立長寿医療研究センターでのアカデミアキャリアを経て、現在は愛知医科大学栄養治療支援センター特任教授として、現場に根ざした研究と教育を実践しております。臨床現場で得た経験と学術的な探究心を融合させ、高齢者の「食べる喜び」を守り、健康寿命を延ばすためのエビデンス創出に邁進しています。